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株式会社リバネスは、2026年7月16日(木)から18日(土)まで、タイ・バンコクを中心に「Deep Tech Tour in Thailand」を開催します。
本ツアーでは、タイを代表する食品企業、農業・食品分野の研究機関、ディープテックスタートアップなどを訪問します。現地の研究開発施設や事業現場を実際に見ながら、タイが抱える社会課題と、研究成果を事業化するための仕組みを学び、日本とタイの企業・研究者による新たな連携の可能性を探ります。
リバネス・レジリエンス・プロジェクトでは、さまざまな分野の技術を組み合わせ、しなやかで許容性のある社会インフラをつくることを目指しています。今回のツアーでは、特に「食料生産」「未利用資源の循環」「エネルギー効率化」という、地域の持続可能性に直結するテーマに着目します。
訪問予定先
Thai Union Group
世界の食を支える、タイ発のグローバル水産食品企業
Thai Union Groupは、タイを代表する水産食品企業であり、水産物の調達・加工・製造から、世界各国への販売までを手がけています。
水産食品を安定的に供給するためには、水産資源の管理、食品加工技術、品質保証、コールドチェーン、未利用資源の活用など、幅広い技術が必要です。今回の訪問では、世界規模で食品事業を展開する企業が、研究開発やイノベーションをどのように事業へ取り込んでいるのかを学びます。
大企業とスタートアップ、研究者がどのように連携し、新しい食品や生産技術を生み出しているのかを考える機会とします。
カセサート大学
農業・食品研究を、実際の製造へつなぐ研究開発拠点
カセサート大学は、農学、生命科学、食品科学、バイオテクノロジー、アグロインダストリー分野に強みを持つ、タイを代表する大学です。
今回のツアーでは、食品研究製品開発研究所
「Institute of Food Research and Product Development(IFRPD)」
および、農産業学部が保有するパイロットプラントを訪問します。
パイロットプラントとは、研究室で生まれた技術や試作品を、実際の工場生産に近い規模で試すための設備です。研究室では少量しか作れなかった食品を、安定した品質で量産できるか。製造コストや保存性、安全性に問題がないか。こうした事業化に必要な検証を行います。
研究成果を論文や試作品で終わらせず、スタートアップや食品メーカーによる製品開発と市場投入へつなげる、タイの産学連携の現場を視察します。
参考:
カセサート大学公式ウェブサイト
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IFRPD公式ウェブサイト
MUU Protein
牛を使わずに乳タンパク質をつくる、タイのフードテックスタートアップ
MUU Proteinは、精密発酵技術を活用し、牛を飼育することなく乳タンパク質を生産するタイのフードバイオテクノロジースタートアップです。
精密発酵では、微生物の働きを利用して、目的とするタンパク質を生産します。植物性ミルクとは異なるアプローチで、従来の乳製品に近い栄養や加工特性を持つ、新しいタンパク質原料の実現を目指しています。
同社は、乳糖、コレステロール、ホルモン、抗生物質残留物を含まないタンパク質の開発を進めています。また、従来の畜産と比べて、土地や水などの資源利用を抑えられる可能性があります。
大学内の施設を訪問し、先端的な研究成果を食品として社会実装するまでの過程や、タイにおける新しい食品産業の可能性を探ります。
Flylab
農業残渣を昆虫の力でタンパク質と油へ変える
Flylabは、アメリカミズアブの幼虫を活用して、昆虫由来のタンパク質や油脂を生産するアグリテック企業です。
農業副産物など、これまで廃棄されていた有機資源を幼虫の餌として利用し、成長した幼虫から、養殖魚、家畜、鶏、ペットフードなどに使用できる飼料原料を生産します。幼虫の飼育後に残るものは、植物用の肥料として活用することもできます。
現在、世界的な人口増加や養殖業の拡大に伴い、飼料用タンパク質の安定確保が課題となっています。一方で、農業や食品産業からは大量の有機性廃棄物が発生しています。
Flylabの技術は、廃棄されていた資源を新たな飼料へ変え、廃棄物処理とタンパク質生産を同時に実現するものです。今回の訪問では、昆虫の飼育から飼料原料の製造までの工程を視察し、地域内で資源を循環させる事業モデルについて学びます。
参考:
Flylab公式ウェブサイト
Power Accumulator Integral(PAI)
既存の冷却設備を活かし、電力消費とピーク需要を抑える
Power Accumulator Integral(PAI)は、冷蔵倉庫、食品工場、産業施設などを対象に、省エネルギー型の冷却システムを開発するタイのクライメートテック企業です。
同社が開発する「NexBATT Hybrid System」は、蓄電技術と既存の冷凍・冷蔵設備を組み合わせることで、電力消費量や電力需要のピークを抑え、冷却設備の運転効率を高める技術です。
設備全体を新しく置き換えるのではなく、既存設備を活用しながら導入できる点に特徴があります。高温環境にあり、食品の保管や物流に多くの冷却エネルギーを必要とするタイにおいて、エネルギーコストと温室効果ガス排出量の削減に貢献する可能性があります。
訪問を通じて、既存インフラを活用しながら社会全体のエネルギー効率を改善する方法について議論します。
TECH PLANTER Thailand Demo Dayにも参加
ツアー最終日の7月18日(土)には、チュラロンコン大学で開催される
「TECH PLANTER in Thailand 2026 Demo Day」
に参加します。
Demo Dayでは、タイの研究者やディープテックスタートアップが、自らの研究成果や事業構想を発表します。参加者は現地の研究者・起業家との交流を通じて、タイで生まれつつある新しい技術や、共同研究、事業連携、実証実験の可能性を探ります。
単なる施設見学にとどまらず、大企業、大学、スタートアップがどのようにつながり、研究成果を産業へ発展させているのかを現地で体感する3日間です。
参考:
TECH PLANTER in Thailand 2026
開催概要
| 名称 | Deep Tech Tour in Thailand |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年7月16日(木)〜7月18日(土) |
| 開催地 | タイ・バンコクおよび近郊 |
| 主な訪問・参加先 | Thai Union Group カセサート大学 MUU Protein Flylab Power Accumulator Integral(PAI) TECH PLANTER in Thailand 2026 Demo Day |
| 主催 | 株式会社リバネス |
本ツアーを起点に、日本とタイの研究者、企業、スタートアップによる連携を深め、食、資源循環、エネルギーをはじめとする社会課題の解決につながる新たなプロジェクトの創出を目指します。
お問い合わせ・お申し込み
株式会社リバネス 戦略開発事業部 秋永( [email protected] )までお問合せください。