災害マネジメント
電気、ガス、水道
電力需要変動型無停電化システム
概要
電力コンセントに挿すモジュールにより、負荷となる電力機器をIoT化せずに消費電力波形から特定でき、電力網全体の機器把握を低コストで提供できる。非常用電源接続時に優先すべき負荷を設定することで、限られた発電量でもフラックアウトを起こさず最大負荷まで電力を安全に使用できる。平時の活用として、電力アイドル中の電力機器の種類と使用状況を識別しながらリモートでOFFできる。
技術面における強み
本技術は多くのIoT化されていない電力機器のコントロールを可能とする。PLC(電力線インターネット)通信機能により、専用の情報ネットワーク敷設を不要とするとともに、本モジュール間でのインターネット通信網を配線工事なしで構成でき、迅速な避難所設営に貢献する。機器識別と組み合わせたリモートON/OFF機能により、広い施設内での節電活動を大幅に省力化でき、制御モジュールによりタイマー動作などの効率化も実現することで、大幅な管理省力化を実現する。
導入事例(実証実績含む)
- 提供した自治体
- 現在実証モジュールを製作済み、群馬大学医学部附属病院内で実証テストに成功
- 活用事例
- 分電盤をまたぐ異なる電力系統のフロア間で、複数の機器識別(半田ごて、レーザープリンター、超音波診断装置、パソコンなど)を行えた。またリモートでの機器ON/OFFを行えた。
- 実施規模
- 機器は小型で工事不要のため、機器設置は1人でも行える。実証では3台を使用した。機器識別情報は電力の時間変化波形そのものではなく、フーリエ変換して周波数解析したデータをパケットで送信することで、電力線での通信品質が良くない場合でも確実な通信が行えるよう工夫している。
- 納品までの期間
- 現在小型化・耐候性付加のための製品化にむけた研究開発段階
- 価格(有償の場合)
- 目標として、1ユニット(1コンセントあたり)2-3万円程度での販売を目指している。
- その他の導入事例
- 実証段階のため、今後試験できる環境があれば積極的に動作テストを行いたい。
平時での活用方法
節電活動は多くの場合見回り、目視、手動での操作を伴うため、医療機関や高層ビル、避難所などフロアが広く移動距離が多い建物では作業者の肉体的負担が大きい。本技術により電力機器を識別しながら遠隔でON/OFFすることやタイマーでの自動ON/OFF機能を活用することで、よりこまめかつ確実な節電活動に繋がり、高騰する電気代削減活動の実効性を高めつつ担当者の負担を軽減できる。